2007/08/03

【会見詳報】新潟県中越沖地震関係省庁連絡会議終了後レク

2007年8月3日金曜日 午後2時 内閣府(合庁)3階特別会議室

 会議冒頭の溝手顕正防災担当大臣あいさつ

 本日で10回目の会合となったが、この間、関係省庁の皆さんにはそれぞれの立場で災害応急対策に連日、精力的に対応いただき、あらためて感謝する。
 被災地では、電気、水道はほぼ復旧し、ガスは10日をめどに復旧作業が進められるなど、ライフラインの復旧にめどが付いてきた。応急仮設住宅の建設も急ピッチで進められ、12日から順次完成する見込みで、復旧に向けた動きが加速しつつある。
 応急対策はほぼ一段落しつつあり、今後は被災地の復旧・復興の支援に重点を置いた取り組みが必要な時期に来ている。
 新潟県では、昨日、知事を議長とする新潟県中越沖地震復旧・復興会議を立ち上げ、被災地の復旧・復興に向けた課題に対応すると聞いている。今後は、地元自治体からの要望をよく聞きながら、国としても支援していく必要があると考えている。
 今後、復旧・復興を支援するための関係省庁の会議を開催していくことを考えており、被災地の速やかな復興に向けて、政府一体となって取り組んでいくので、関係省庁としても引き続き協力をお願いする。
 激甚災害については、地元からの強い要望もあり、できるだけ早期の指定を目指し、手続きを進めており、各省庁もご協力をお願いする。
 なお、台風5号が昨日宮崎県に上陸し、現在は日本海を進んでいる。明日には北日本に接近する恐れがあり、各省庁は引き続き備えに万全を期すようお願いする。

 上杉耕二 内閣府参事官(災害応急対策担当)ブリーフィング

 本日10回目の会合で3日ぶりの開催となる。大臣が出席し、あいさつの中で、応急対策は一段落しつつあるので、今後は復旧・復興に重点を置いた取り組みが必要になってきたという認識を示された。新潟県でも知事を筆頭とする復旧・復興会議を立ち上げたと聞いている。地元自治体の意見を聞きながら国としてもこれを支援していく必要があるという発言があった。

 今までは応急対応期のステージで、連絡会議をやってきたが、本日の会議で一区切りを付け、今後は復旧や復興を支援する会議を開催していく新しいステージに入っていく。
 大臣から激甚災害についても言及され、地元からの強い要望もあり、鋭意手続きを進めており、各省庁もご協力をという発言もあった。
 また、台風5号についての最新の状況と、今後の見通し、被害状況についても情報共有をした。

 資料に沿って説明をする。気象庁から余震の状況、震度1以上は数日に1回と減少しているという。本日11時過ぎに震度2の地震。先月28日以来久しぶり。気象状況は、昨日もだが、被災地はフェーン現象になっており、最高気温が36度に達する見込みで暑さ対策が必要という。明日以降、台風が日本海を北に向かうので明日は夕方から雨が降る予報。台風特有の短時間に強い雨が降る恐れがあるので、雨への警戒も必要という。
 消防庁からの被害状況、半壊棟数が2千棟を超え、一部損壊も2万3千を超えたが、まだ調査が進めば増えるという。避難者は1201人。避難所数は59カ所。
 警察庁は、体制は新潟県警だけの体制になっているが、それも徐々に縮小して対応しているという。
 防衛省の対応は、自衛隊は本日も精力的に3自衛隊で活動している。台風5号の影響もあり、給水、給食、入浴の活動は、本日夕方から明日にかけては活動の中断を余儀なくされるという。
 海上保安庁は、震源域の海底調査を行ったが、8日の地震調査委員会に速報を提出する見込みという報告。現在のところ、震源域で顕著な変化はないという。
 国交省は、鉄道の開通で新たな動き。JRの越後線、柏崎から吉田間は8月10日から運転再開を予定している。これにより、越後線はすべて復旧する。観光関係で、柏崎市内のホテル、旅館は今日の時点で、1施設を除いて営業再開。残りも5日には営業再開。ほぼ震災前の状況に戻った。
 総務省は特にない。
 厚労省は8月1日に大臣が現地を視察したという報告。仮設の建設状況は、柏崎市からの841戸の確実に建設が固まっている以外に100戸の候補地を選定中で、8月末までに完成。さらに現地ニーズを見て追加建設が必要かどうかを調整中という。刈羽村は変わっていない。出雲崎は15戸と4戸増え、本日着工した。水道は、今朝9時の時点で、柏崎市でなお11戸断水。高台にあって、ポンプが損傷しており水が供給できない。ポンプも本日午前中に対応するので、本日中をめどに給水をしたいという。今日中にはすべて解消になると受け止めている。義援金については、県が受け皿になっている義援金の配分委員会を早急に作って、迅速に配分が行われるよう、厚労省から本日付でお願いをしたという。
 農水省は被害額は変わっていないが、被害個所が変動している。北陸農政局が、農地水路復旧支援室を現地に設けた。
 経産省は、柏崎刈羽原発に関して、国際原子力機関(IAEA)が6日から10日まで現地で調査に入る。都市ガスは、ライフラインとして残っており、状況は今日の時点で変わっていない。10日ごろの復旧を目指して作業中。
 国土地理院は三角点の緊急現地調査をしたという。
 環境省は、し尿処理施設は外見上の被害はなく、断水が続いているため正常稼働をしていないが、給水車で仮稼働。本日通水の予定という。
 以上が、中越沖地震に関して。
 台風5号についても気象庁から報告があった。現在日本海に入っており、台風としての勢力は衰えているものの、まだ強い風は伴っている。宮崎、大分を中心に雨量が多い。今後の見通しは、明日の日中以降、北日本を中心に大雨となる。北日本は明日の朝以降も雨が心配という。風もところどころで突風の恐れがあるので警戒が必要だという。
 消防庁の現在把握されている被害状況で、人的被害は重傷7人、床上2棟など。避難勧告も大部分解除しているが、最大3万3千人に対して出されていた。2500人が自主避難。
 警察庁によると、今のところ救助活動が必要な事態は生じていないという。
 経産省から、停電が発生し、まだ九州、四国では停電中のところが残っているという報告があった。厚労省からは、宮崎県で一部断水があるという報告があった。台風はまだ、明日以降、北日本に近づくので引き続き万全の備えをということで会議を終えた。
 関係省庁連絡会議は、本日で一区切り。来週以降、地元からの復旧、復興に関する国への要望が上がって来て、各省で検討し、各省で会議を開催するというイメージで来週以降対応する。

−連絡会議の名前は変わるのか?
 応急対応のための会議なので名前も変わる。復旧・復興のステージではメンバーも変わる。トップも今後の調整になる。地元からの要望を受けて、各省庁で検討していただいた上で立ち上げるので、もう少し先になる。正式名称は決まっていないが、復興というキーワードが入ることになるだろう。課長クラスなのか、局長クラスなのか、検討したい。(了)