2007/03/31

【詳報】能登半島地震第4回県市町合同会議

2007年3月31日土曜日 午後7時から 輪島市役所第2会議室

 本日の合同会議より穴水町長が、参加されることになった。本日の状況報告および市町からそのほかの要望がなされた。

・路線復旧状況
石川県
 輪島浦上線の復旧については、本日完了した。
 落石の危険性のあった、大沢町の危険個所については、住民に避難していただき、本日、賭け網で覆いをした。今日、明日にかけて付近の危険調査を行う。

・道路の渋滞対応
石川県警
 本日は、午前7時から100名体制で幹線道路の渋滞対策、駐車場案内および路上駐車対策を実施した。
 輪島地区については、思っていたほどの渋滞はなかった。249号線については、午後に門前バイパスで、下水道工事により片側一方通行の影響があった程度だ。
 明日は、午前7時30分から100名体制で幹線道路渋滞対策等を実施する。

・仮設住宅・住宅調査の状況
石川県
 4カ所の建設予定地において、プレハブ業者により、設計図面どおり現地スペースが確保できるか現地調査を行った。30戸の追加分については手配済みである。
 応急危険度判定については、今日で終了した。
 穴水町において、関係団体の応援により住宅相談が開始された。

・罹災(りさい)証明関係
輪島市
 家屋被害調査については、新潟県長岡市、十日町等各市町の応援で6班体制を12班体制に増やして対応。本日午後、新潟県内市町から12人が追加になり、明日さらに2人が追加になる。明日以降、さらに増班していく。
 非木造建物被害調査については、建築技師など専門家の活用を検討する必要がある。
 新潟県内からの応援については、来週ぐらいから縮小が予定されている。調査要員の確保について検討する必要がある。
石川県
 非木造建物の調査に関する専門家の活用および調査要員に関する他県からの応援打診などもあるので輪島市と石川県でよく調整したい。

・農林関係
 地震による農作業の遅れ、苗の手配、管理等に関する対応のため、4個所に相談窓口を設置した。JA関係においては、すでに相談対応を行っている。相談窓口設置に関する広報については、別途検討。

・健康対策関係
 保健師・看護師による対応については、門前地区で11チームを14チームに拡充。輪島地区4チーム、穴水2チームで対応。県外の応援を受けて、県で人員を確保して取り組む。
 安否確認、子供の健康状況について、門前地区で全数調査を実施していく。
 2〜3週間すると市職員、特に避難所対応職員についても、心のケア対応が必要となる。心のケアにかかる自己チェックを徹底する必要がある。

穴水町長
 現在の3個所の避難所は、環境的にあまりよい状況ではない。長期の避難生活を考えると、町の宿泊施設(ボイラーが使えないために休業中:お風呂については、別の施設のものを利用することで対応する予定)など、環境を考慮した避難所に変更したいが、許可や届け出がいるのか。
石川県
 行政が事前に指定しているのではないか。町の判断でいいのではないか。

・学校・児童生徒関係
石川県
 小中学校の入学式・始業式の延期があったのか。小学校通学路の不通(赤崎がけ崩れ)について、監視条件付き通行が可能であるが、どのような対応が望まれるか。
輪島市
 新たに西保小の入学式が9日に延期になった。利便性・安全性を考慮して、県市でよく調整することとする。
石川県
 避難所の児童生徒は105人であるが、心のケアが大きな問題。県外や金沢などに60人ほどが避難しているが、始業式前には、また戻ってくることになる。親から、「うっとうしい」などの言動が見られるので、その対応策のパンフを配りたい。静岡県からの応援で、児童の臨床相談を行っている。
 新潟県からは、本日午後に精神保健福祉センターの職員4名が応援に入っている。とりあえず調査することとしているが、状況に応じて、さらなる応援準備がある。

・関係省庁連絡会議の申し合わせ事項
 内閣府三浦企画官より、昨日行われた関係省庁連絡会議において取りまとめられた、申し合わせ事項を説明した。
−−−−−−−−−−−−−−−
災害対策関係省庁連絡会議 3月30日申し合わせ事項
1.引き続き、被災地方公共団体と連携・協力して、被害状況について、可能な限り早期把握に努めること。
2.被災地方公共団体からの要望などを踏まえ、当面以下の課題に迅速に取り組み、万全を期すこと。
〔生活支援関係〕
・応急仮設住宅の供給など住まいの確保
・高齢者などを始めとした被災者の生活支援対策
〔インフラ・公共施設関係〕
・水道などライフラインの早期復旧
・道路などのインフラの早期復旧
・文教施設などの早期復旧
〔産業支援関係〕
・観光の早期再開に向けた支援
・伝統的工芸品産業、旅館などに対する支援
・風評被害の防止対策
・農林水産関係施設の早期復旧
〔その他〕
・災害廃棄物の処理に科する支援
3.その他被災者の支援、被災地の早期復旧・復興に向けて、引き続き、被災地方公共団体からの要望なども的確に把握し、関係省庁が一体となって応急対策、復旧・復興対策に全力に取り組むこと。
−−−−−−−−−−−−−−−

輪島市長
 三井町市ノ坂避難所は、全員(15人)自宅等に帰宅し、午前中いっぱいで閉鎖した。
 運動指導士や保健師等をメンバーに避難所の避難者にストレッチや気分転換の取り組みを実施する輪島市ふれあい隊を編成した。効果・成果等については、後日報告したい。
 避難者の入浴については、航空学園の春休み期間中を活用して実施。陸上自衛隊による入浴設備の設置。輪島市旅館組合による入浴サービスの実施。
 仮設住宅については、4月末の目標が立ち、避難者にも希望がわいた。
 急病人の搬送のため、能登空港に県の防災ヘリが不定期で駐機することとなった。
 輪島市商工会にも対策本部が設置され、金融、建築関係の相談が開始された。
 石川県への要望となるが、被災者支援において、国の制度の上乗せ・横出しの対応をお願いしたい。国の基準で拾えないところの横出し等をお願いしたい。

穴水町長
 被災者は、お年寄りが多く、生活再建に不安を抱えている。再建見通しが立てられるような支援をお願いしたい。
 国の支援に加えて、県のさらなる支援をお願いしたい。
 借家生活者、借家営業者への支援があったら教えてほしい。
 学校・図書館・公民館に被害が出ているが、復旧に当たっては、許可を受けて実施するのか、取り掛かってもいいのか教えてほしい。
 災害事務手続きの事務的ノウハウに関する人的支援をお願いしたい。
 仮設住宅については、20戸お願いしているが、44世帯の希望がある。今後、精密な意向調査をしていく必要がある。

北陸農政局
 農業用施設等の復旧に際して、条件はあるが、査定前着工等の災害復旧もあるので、石川県または北陸農政局整備部防災課へ問い合わせて欲しい。(了)