2007/04/11

【詳報】能登半島地震第15回県市町合同会議

2007年4月11日水曜日 午後7時から 輪島市役所第2会議室

・仮設住宅、罹災証明、避難状況など
石川県
 輪島市門前町の館地区30戸は全棟立ち上がった。内装や配管工事をやっていきたい。道下地区の30戸も立ち上がり、残りも随時進めており、追加分も造成に入っている。穴水町の大町地区の20戸も立ち上がり、残り25戸も進めていきたい
 追加の山岸地区はまだ造成をしているが、当初の話があったところは4月末まで入居できるようにしたい。後の分は5月上旬でお願いしている。今のところ天候にも恵まれ予定通り進んでいる。
輪島市長
 避難状況は昨日と大きな動きはないが、1人避難者が減った。
 罹災証明書の発行、数字で言うと昨日までに1171件発行した。今日はかなり多くの証明の発行になり、540件発行。累計が1711件となった。被災世帯の比率は、住家のみで総計13232世帯のうち、全壊が424世帯、半壊が640世帯で、一部損壊を加えると計5499世帯と373件増えた。全半壊の計で被災の比率を出すと門前地区が19.77%。全壊、大規模半壊、半壊。一部損壊を加えると、市全体で49.6%、門前地区では半数を超えている。

・土木、農林関係
石川県
 一昨日、穴水町から依頼があった大野地区の深夜の工事車両の通行について、道路に標識を立てて道路公社にも現場ではゆっくり走るよう、運転手にも伝えるように申し入れてある。16日−18日に、国から査定支援で3班来るので、能登空港の会議室で事前協議を行う。ここで65件の事前協議をする。これが整えば即、設計に入れる。
 農業関係の被害査定調査のため、富山県8人、新潟県4人の支援に加え、福井県から1班3人が支援に入る。5班体制で門前地区を重点的にやっているが、来週から6班体制にする。林道も来週から4班体制で査定を行う。
 穴水の駅前などで被災家屋の取り壊しが進んでいる。助役とも話をしたが、個々の再建ではなくインフラを含めたまちづくりの話が必要だろう。県の都市計画課、道路建設課などでスタッフを募って、穴水町と打ち合わせをさせていただきたい。
北陸地方整備局
 査定資料策定支援、340個所のうち、70個所を完了した。明日以降、引き続き実施していく。今の資料をお渡ししたら、査定時の資料がすべてできあがるということになる。
北陸農政局
 明日、山本農林水産副大臣らが、現地調査をする。
輪島市長
 不通区間がある輪島市大沢地区の区長から、病院に行きたい住民の方がいるので市で送迎対応をしてくれないかという話があり、2ルートでバスを走らせようと対応することになった。こういう状況にあるので、輪島浦上線の工事の進展に特段のご配慮をお願いしたい。当面は市のバスで対応するが、できるだけ早く通れるようにお願いしたい。
石川県
 輪島浦上線は4月末の共用を予定している。下山地区内は片側交互で大型車は通せなかったが、数車通していて問題はないので、明日正午から大型車も通せるようにする。


・国県の支援要請関係
輪島市長
 4月9日に、災害救助法自治体のうち3自治体で谷本知事に報告を兼ねてお願いをしてきた。印象に残っているのは、地域の特性をしっかりと対応すべきで、蔵があることや商店と住宅が一体となっていることに柔軟に対応せよという言葉が耳に残っている。関係省庁にも特段のご理解を。
 昨日首相官邸を訪問し、下村官房副長官にお会いし、激甚の指定、住宅の再建に対する支援の強化、地方交付税などによる財政支援、観光地ということでの風評被害もあるので早く復興の支援など16項目を要求してきた。内閣府の溝手大臣、増田統括官にもお願いをした。再建に向けた手法が必ずしも公営住宅で一通りではない、柔軟な対応もあるという指導もいただいた。自民党の河村政調会長代理にもお会いして、同様の要望をさせていただいた。また本日、総務省の大野副大臣、消防庁の高部長官、総務省の大臣官房の池田財政企画官もみえたので、これまでの活動を報告させていただき、被災自治体の財政力が非常に低く、過疎地域であることや、今年の予算編成も相当苦労して財政調整基金を使い果たした予算編成であり、その中での復興には特段の財政支援をとお願いしてきた。杉本副知事にも同席いただき、感謝している。

・警察関係の支援
輪島市長
 発災以来、ご支援をいただいて、その都度お礼を申しあげてきたが、警察関係の支援がまとまったのでまとめて報告する。警備関係で、機動隊はじめ地震発生以来延べ1250人の警備部隊を派遣していただいてきた。避難所の被災者に少しでも心を和らげていただくという女性警察官の派遣も254人対応していただいた。最初に土日を迎える時に白バイ、パトカーなどの交通部隊が100人、2週目は50人体制で支援いただいた。対策本部にも警備部の参事官を常駐する体制を取っていただき、被災地の警備で24時間パトロールの中で、4月4日のタンス泥の逮捕にもつながった。感謝申しあげたい。(了)